今週でもう7話のドラマ「新宿野戦病院」。いろいろ話題になっているドラマですが、当初から謎の存在、堀江しのぶさん。ドランクドラゴン塚地武雅が演じる、男なのか、女なのか、わからないままどんどん進んでいったストーリー。
このドラマ、話題が途中のままになるパターン多いですよね(笑)。
今回も、泌尿器科の田島先生(馬場徹)がなぜ泌尿器科を選択したのか…ミミズとお〇ん〇んの話が途中のまま…どこかの回で明らかになるの?いや、ならなくてもいい話題www
ドランクドラゴン塚地が演じる堀江しのぶ、実は男性だった!
男だか、女だかわからなかった問題は、この回で明らかになりました。
しかし『聖まごころ病院』では、待合所でたくさんの老人がたむろ…ヨーコ(小池栄子)はトラさんという老人に「爺さん」と話しかけますが、実は「婆さん」。
そう…年齢を重ねると男だか女だかわからない高齢者がちらホラ。お爺さんだかお婆さんだかわからない時は、ほぼお婆さん…って言いますよね(笑)。
それはさておき、この回では、堀江しのぶさんは女装しているおじさんだったことがわかりました。要するにLGBTq。
既に両親にはカミングアウトしていて、なかなか就職できなかったところを『聖まごころ病院』の医院長が受け入れてくれていた。
医院長・高峰啓介(柄本明)は「男でも女でもどっちでもいい、優秀な人材が欲しいだけ」とごもっともな正論と、偏見のない器で堀江さんを雇用します。
こんな経営者ばかりだと世の中ももっと柔らかになるのかもしれませんね。
ドランクドラゴン塚地が演じる堀江しのぶは、母の前では男のふり
そもそも、堀江しのぶさんが男の姿を花火大会で見てしまったのは『聖まごころ病院』の医師・横山(岡部たかし)。
いつもの優しいしのぶさんとは別人の無精ひげを生やして、年老いた母にふてぶてしく接していた。
『聖まごころ病院』医院長の娘・はずき(平岩紙)の話によると、しのぶさんの母親はもと教師。たまに実家に帰っているが、カミングアウトできてないのかな?と。
ところが、本当は先に亡くなった父親のふりをしていたんです。母親は認知症になっていて、大好きだった夫としのぶさんを混同してしまっていた。
そこでしのぶさんは、亭主関白だったお父さんになりきってお母さんに接していたんですね。しのぶさんのお母さんに対する愛情だったんですね。
男なのか女なのかなんてどうでもいい話で、年老いた母と愛情をもって接する子供の話でした。
ドランクドラゴン塚地が演じる堀江しのぶは、カフェで変身する
しのぶさんは、女性の姿で病院勤務し、途中カフェでドリンクをオーダーし、その間にトイレに入り男性の格好に着替える。そしてオーダーしたカフェを受け取り、実家へ帰る。
しのぶさんのルーティンはカフェ通いだったんですね。
しかし、塚地さんってお化粧するとそれなりにおばさん(?)になるんですね。あんなり違和感ないというか、そんな感じの看護師さんいそうですよね(笑)。
男性の姿だと、だらしないお腹ぽっこりの中年おじさんですが、なぜかおばさん姿だとふくよかな幸せそうな女性に見えます。不思議…
『聖まごころ病院』の経理の白木(高畑敦子)はしのぶさんと一緒にお風呂に入ったことがあるらしく、看護師の村木(石川萌香)はパジャマパーティしたことあるらしい。
でも、できそう。しのぶさんとならできそう(笑)。
ドランクドラゴン塚地が演じる堀江しのぶは、独居老人の孤独死に敏感だった
ドラマの冒頭でも取り上げられていた、独居老人の孤独死。日本の高齢化社会はますます増加し、独居老人の数も増える一方。
こんなに暑い季節なのに、冷房を入れない高齢者も多く、室内で熱中症になりそのままなくなってしまう場合もよくニュースで耳にします。
しのぶさんは、久しぶりに帰った実家でごみ屋敷手前の無気力な母にいち早く気がつき、様子を見に帰ることを早めに行ったので、最悪の事態にはならなかったんですね。
誰しも自分の親が認知症になっていくことをすんなりと認めたくはないものです。しかし、進行していくと事故にあったり、他人に迷惑をかけたりしてしまう可能性があります。
個人的な経験でもありますが、親や身近な人の変化を感じた時は地域の包括センターへ相談してプロにおまかせし、今後の計画を立てることがお勧めです。
今や高齢者に優しい時代になっています。いろんなサービスや相談場所があり、ひとりで抱え込む問題ではないのです。
しかし、ドラマでもやってましたが、実の娘が生存確認しても未読スルーで近所の仲良しさんたちと楽しく生活していたなんて、本当にありそうな話ですよね。
遠くの親戚より、近くの友人…ってことですよね。
7話まとめ
クドカンドラマって笑うばかりではなく、現代のシリアスな問題点をとりあげているのがいいですよね。ドラマ観ながら、考えてしまうテーマが入っています。
誰もがいつかは年老いていき、病気や認知症や何かしらの健康的問題点が現れてくるでしょう。
たまには、そんな将来のことを考えて、備えをしたり予防をしたり、自分はこうしたいという絵面を描いてみてもよいかもしれないですね。
ところで、泌尿器科の田島先生がなぜ泌尿器科になったか理由はいつか明らかになるのでしょうか(笑)
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