安達祐実がおばさんと呼ばれる日が来るなんて!土曜ドラマ「3000万」が超絶面白い!

NHK土曜ドラマ「3000万」。超絶面白い!なんだこれ。現在の風刺ドラマだ。今では、社会の闇はヤクザではない。闇バイトを操る闇組織。そのリアルさと、巻き込まれていく家族を描いたドラマ。

そして、可愛かった安達祐実が母親役で「おばさん」と呼ばれる。そんな日が来るなんて、月日が経つのはなんて早いんだろう。だって、安達祐実って名作ドラマ「家なき子」で『同情するなら金をくれ!』って叫んでいた幼児だったんですよ。

このドラマでは、母親役で3000万円の現金にふりまわされる主婦を演じています。

安達祐実がおばさんと呼ばれるドラマは、オリジナル脚本

2022年NHKが立ち上げた “脚本開発チーム”WDRプロジェクトから生まれた土曜ドラマ「3000万」。

【WDRプロジェクトとは】

WDR(Writers` Development Room)とは、「脚本開発に特化したチーム」。

今回のプロジェクトでは応募総数2000以上の中から脚本家4人を選出されました。

展開に行き詰った時も、共に悩み、互いのアイデアを掛け合わせ、各々の持ち味をかけ算することで、より完成度の高いドラマ脚本を開発しました。  NHKHPより抜粋

要するに、脚本に力を入れて飽きない、視聴者を魅了するドラマを作るための脚本家チームから作られたドラマなんです。

ん~っ、納得。超絶面白い。

現代の犯罪を浮き彫りにしたテーマでもあり、小さな家庭の小さな不満や不安をフォーカスしていたり、人間の欲を目の当たりにしたり、小さな嘘や見栄を表現する本当に興味深いドラマに仕上がっています。

安達祐実がおばさんと呼ばれるドラマで、現金に振り回される人々

ごく普通の一般的な家庭生活を送るコールセンターで働く主婦・佐々木祐子(安達祐実)。一人息子はピアノの才能がありそうだが、本格的なピアノを買ってあげる余裕もない。

夫・義光(青木 崇高)は過去に1曲だけヒットさせた元ミュージシャン、今は警備員として家計を支えている。

夫婦は日々家計の不安と息子の将来に悩みながらなんとか生活を送っている。

…なんて、どこの家庭でも似たような設定ですよね。お金のことで夫婦喧嘩しながら、教育の事で一緒に悩み、時には衝突するって家庭アルアル光景です。

そんな折、突然バイクの事故に巻き込まれてしまい、現金3000万円を手にすることになる。最初に現金を隠し持っていたのは小学生の一人息子・純一(味元 耀大)。

そのことに気がついた母・祐子は警察に返すからといって、夫に託すも返せずに手元に置くことになる。

わからなくもないです、その気持ち。

安達祐実がおばさんと呼ばれるドラマで、現在社会の犯罪が浮き彫り

毎日流れてくるニュースに、1軒家を狙った強盗事件を耳にします。闇バイトで集められた若者たちが覆面をし、高齢者で裕福な家を狙って手荒な行動で現金を強奪。死者がでることもあります。

ひと昔前の日本では考えられない手荒な事件。ここまで残酷な行動をとるなんて、日本はもう治安が良い国ではなくなったのかもしれません。

このドラマではそんな闇バイト事件から強奪された、現金3000万円とその組織が赤裸々に描かれています。

闇バイトで集められた若者たちも、捕まるか死ぬしか抜け出せない脅迫の世界。陰で操る元締めたちは闇バイトを使い捨てのように断ち切っていくようすもうかがえます。

このドラマでは、昔の『空き巣』や『泥棒』とは全く違った乱暴な犯罪組織が描かれているのが、興味深くもあり、恐ろしくも表現されています。

安達祐実がおばさんと呼ばれるドラマで、相変らずの演技力の安達祐実

子役で大活躍した安達祐実さんも今ではすっかり中年女優。しかし、相変らずのキュートな魅力と、もういぶし銀ともいえるベテラン女優の演技力が光ります。

3000万円を見つけた時の動揺する姿、それをネコババして自分達のものにしようとする時の狂ったような笑い、死ぬと思っていた事故をおこしたバイクの女性が生き返ったときの不安さ。など安達祐実の表情や表現力はさすがの年輪女優です。

夫婦喧嘩の内容も、一般家庭でよくある光景で笑ってしまいます。夫は自分の好きなものを買い、妻にはフライパンを買ってくる…なんて、夫は悪気なく妻を想っているつもりだが、妻からすればズレている優しさ。夫婦アルアルです。

闇バイトの若者に、『おばさん』呼ばわりされる安達祐実に『えっ』と思ってしまったのは、「同情するなら金をくれ!」と叫んでいた安達祐実を知っているからでしょうか(笑)。

今ではすっかり母親で、母親役も違和感ない大ベテランの女優さん。

しかし、小さい頃からほぼ変わらないくりくりの目と可愛らしさ。そのまんま、おばさんになったんですね。

まとめ

このドラマ、さすが何人かの脚本家で創られた作品だけあって、本当に面白い。いろんなおかずがてんこ盛りって感じです。

最近の民放ドラマって、最初は面白いかなと思って観ていてもだんだん面白くなくなって観なくなることが多いですが、NHKドラマってすごい!

中身が濃く、飽きずに見られるし、社会問題も盛り込んであったりして考えさせられる。ほどよくユーモアもあったりして、ほんとにおもしろい。

最近は民放ドラマより、NHKドラマの方がいい作品がいっぱいです。何かに書いてありましたが、「大人がみるドラマはNHKがいい」。本当にその通りだと思います。

安達祐実、他の俳優さんの魅力もたっぷり、どんなジエンドが待っているのか毎週楽しみなドラマ「3000万」是非視聴してくださいね!

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