「双極症」を取り上げたドラマ「シュリンク~精神科医ヨワイ」2話

精神科医のドラマの2話。今回は「双極症」。先週の放送だったのに、忙しさにかまけて記事をさぼってしまいました。

「双極症」いわゆる躁病とうつ病を繰り返えすアップダウンが激しい病気。実際に友人がこの状態になりました。

ハイの状態の時には駐車してあった車のボンネットの上に乗っちゃったり、いきなり高級ホテルのスイートルームに泊まって散財したり、それはそれは常識では考えられない状態になったのを記憶しています。

この病気についてドラマの内容と共に記述していきたいと思います。

「双極症」ってどんな病気?

躁病(そうびょう)と鬱病(うつびょう)を繰り返すのが「双極症」です。

鬱病を発症後に、病院で処方された抗うつ病の薬を服用したことで躁病を発症することがあるそうです。(すべての原因にあてはまるわけではありません)

診断が難しい病気で正しく診断されるには8年かかる場合もあるとドラマ内では言っています。

躁(そう)状態の本人は、鬱病が治ったと勘違いしていることが多く、高揚感の中での異常なハイテンションの行動が続き、次にまた鬱状態に転じたりとアップダウンを繰り返すのがこの病気です。

なんだか、わかるような気がします。すごく鬱な状態から抜け出るとガラリと気持ちが晴れてハイテンションになり、何もかもが楽しくて仕方がない。

双極症でなくても、人間って多少こんな時がありますよね。ただ、双極症の場合は極端なアップダウンを繰り返すというのが難点です。そして、繰り返していくうちに自死の可能性が高まるというのが危険ですね。

知人もそんな感じでした。裕福だったので、いろんな事を金銭で満たそうとしましたが結局は「死にたい」といつも言っていました。

「双極症」の原因は?

はっきりと特定できる原因が解明されていないようです。しかし、ストレスが大きな原因と考えられるようです。

ドラマの中では、双極症の男性はラーメン屋の店長として真面目で実直に働く一方、本社からの売上向上プレッシャーが大きな要因とされています。

やっぱり真面目な人ほど、一生懸命になりすぎて余裕がなくなるのかもしれません。人生、何があるかわかりませんね。

何事もほどほど、だったり、全部を自分で抱え込むようなことをしない方がいいのかもしれません。

他の原因として、違法ドラッグや覚せい剤を常用していた人もこの精神疾患に陥ることが多いそうです。高揚感を得るために摂取していたら、当然そうなる可能性も高いですよね。

患者は、症状が悪化していくことで、精神疾患と診断され入院が必要とされました。

本人は自分でも何となく違和感と気づきがあったにもかかわらず、この病気のせいでどうしていいかわからないまま、躁とうつを繰り返したようです。

だましたような形ではあったものの精神科へ連れて行かれ一定期間入院することになりました。

「双極症」の治療法は?

弱井先生(中村倫也)は、精神科病院と精神保健福祉士など専門家でチームを組み、治療を進めていくことになります。

ドラマ内では、投薬、生活のリズムを整える、病気を知る事、の3本柱が大切だと。

毎日の気分を点数化することでフラットな状態を保っていくことが生活リズムを改善するようです。

そして、施設に通うことで様々な改善プログラムを受けて生活を整えていく。いろんなブログラムがあるんですね。初めて知りました。

「双極症」は自分では判断しずらい部分が多いので、家族や周りの人たちの手助けが必要になります。それから、ゆっくり、焦らず、というのが重要なようですね。

このドラマの中では、過酷な労働とプレッシャーで精神的に追い詰められた主人公。復帰しようとしていたラーメン店から解雇通知を受け、また精神的にダメージを受けてしまいました。

柔道の師匠を訪ね、温かい言葉をもらい心が和らぎました。そして兄想いの妹の存在も大きく、支えとなります。人はひとりでは生きていけませんね。

まとめ

妹を守るために、幸せにするために一生懸命猪突猛進してきた双極症の源さん。

病気になったことで、妹からも支えてもらい、立場が逆転したこともうけいれられるようになりました。

なんだか、ほっとした気持ちになりますね。「そんなに頑張らなくても大丈夫だよ」と語ってくれたような内容でした。

自分自身もつい、他の人に頼らず自分ができることは自分でやろうと肩にちからが入ることが多い毎日。でも、気軽に「助けてくれない?」「手伝ってくれない?」と言うだけで、すんなり「いいよ!」と言ってもらえることも多いのです。

そんなに片意地張らずに、周りの人に助けてもらおうよ、協力してもらおうよ、と言ってるような気がして、自分自身に沁みました。

皆さんはどんな印象で鑑賞されたのでしょうか?誰にでもなりうる病気です。

出来るだけストレスを溜めずに、リラックスしながら目の前の事に取り組めたらいいですね。

親記事はこちらから https://dorafan.com/shrink-655

 

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