兄弟姉妹劣等感のエピソード、今週の「柚木さんちの四兄弟。」

今週のNHK夜ドラ「柚木さんちの四兄弟。」可愛らしい子役の初々しい演技が一日の終わりをほっこりさせてくれます。

今週は出来の良い兄を持つ弟・湊(山口暖人)と出来の良い姉を持つ妹のストーリーです。なんと最終的に弟、妹を救う言葉を発するのは小学1年の末っ子・岳(永瀬矢紘)なんです。岳くんは、いったい何週目なんだ?!

出来の良い兄を持つ弟、出来の良い姉を持つ妹

柚木家の兄弟は、歳の離れた長男・隼(藤原大祐)、学年2位の成績の次男・尊(大野遥斗)、三男の湊はなんと次男・尊と同じ学年。双子ではないのですが、早生まれと遅生まれでギリギリ同じ学年になっています。そしてまた歳の離れた末っ子・岳。

前週では、次男・尊は三男・湊を溺愛しているブラコン(※)ということがわかりました。湊は成績はイマイチですが、明るくて元気で天真爛漫。そんな湊が可愛くて仕方がない尊。

しかし、湊からしてみれば同じ歳の成績が良い兄なんて、コンプレックスでしかないですよね。そのうえ尊は性格が優しくて物腰が柔らかい。ますます、鼻についてしまいますね。

湊は、スーパー生徒会長の桜(星乃あんな)と妹の椿(一色香澄)と知り合います。椿も姉が出来が良いことにコンプレックスを持っています。

どこの家庭でもある話ですよね。兄弟、姉妹であっても個々の性格や特性は違います。それを比べることもナンセンスですが、どうしても自分自身で比べてしまいますよね。

特に同性だと顕著に比較してしまいます。同じ学校や習い事では、差がでてくるので、親目線で考えると気をつけなくてはいけないところですね。

※ブラコンとは、兄弟を溺愛すること。シスコン(姉妹)も同様。

有名人の劣等感姉妹、兄弟は?浅田姉妹、伊調姉妹、有村姉妹、松丸兄弟

フィギュアスケートの浅田姉妹のエピソードは有名ですよね。先に頭角を現した姉の舞さん。容姿端麗で抜群のスタイルなので、すぐにマスコミに取り上げられました。

ところが妹の真央さんが、当時ジュニア選手としては初のトリプルアクセルを世界の舞台で着氷し、一気に知名度は舞さんから真央さんへ。あっという間に世間の関心は真央さんになっていきました。

女子レスリングの伊調姉妹。姉の伊調千春選手はオリンピックで銀メダル、妹の伊調馨選手はオリンピック4連覇。姉妹でオリンピックのメダリストなんてすばらしいですね。千春さんはオリンピック後に引退されています。

女優の有村架純さん、映画「ビリギャル」で一躍有名になり、数々の作品に出演、演技派女優で第一線で活躍されています。姉の有村藍里さんは架純さんより早く芸能界デビューしていますが、あまり知られておらず、「有村架純の姉」と暴露されてから人生が大きく変わりました。

謎解きで有名な松丸くん。松丸兄弟は高学歴のエリート兄弟です。兄はメンタリスト・DaiGo(松丸大吾)。一見、仲良しの兄弟ですが、四男松丸亮吾さんは兄に対しての劣等感があったそうです。

他にもたくさんの有名人兄弟・姉妹が劣等感や競争心のなかで自分たちの人生を切り開いています。コンプレックスや劣等感はマイナスなイメージですが、それがあるからこそ何かの原動力になったりするものです。

コンプレックスとは?克服方法は?

一般的にコンプレックスとは、身体的なもの「目が細い」「身長が低い」「太っている、痩せている」など身体的な事柄が多く取り上げられます。

精神的なものは、本人自身が劣っている、と感じることも劣等感です。他人からみると全くそう思わないことでも本人が劣っていると思えばそれはコンプレックスなのです。

逆に、優越コンプレックスというものもあり、過去の栄光・成功をいつまでもひけらかす行動ですが、一見自慢話と思いきやこれも劣等感からくるものです。

どうやって克服する?

その1.他人と比較することをやめる…これはなかなか難しいことではありますが、人は人、自分は自分と言い聞かせることです。

その2.自分を受け入れる。現実の事柄をそのまま受け入れる。例えば「好き嫌いが多い」、食べれないものが多いことをわがままとネガティブにとらえるのではなく、単に「食べられないものがある」とそのまま事実だけで、受け入れる。

その3.克服のための小さな目標クリアを設定する。例えば「太っている」と思っていたら「階段を歩いてのぼる」とか「1週間に500グラム体重を落とす」など、達成できる目標を作り達成感を味わう。

など、誰しも必ず持っている劣等感やコンプレックス。ひとつ言えることは、その事にあまり囚われないこと、だと思います。

小学一年生の言葉が深い

ドラマでは湊くんの事を仲間だと思っていたのに、裏切られたと思って湊の靴紐を切ってしまった椿。そのことで湊は椿と話し合いをします。

椿は自分がこの学校に特待生で入れなかったことで、金銭的に親に負担をかけていることを気に病んでいた。お姉ちゃんは勉強が出来て、特待生なのに、どうして自分はできないのだろうと劣等感を抱いていた。

すると湊は小学一年生の弟・岳に言われた言葉を椿に話す。

『物事をどう意味づけするかはその人次第だ』小学生が考えつく言葉とは思えません。いつもお向かいの虎次郎と一緒にいる岳は、考え方が大人なのかもしれませんね。

出来の良い姉や兄のようにはなれないけれど、出来ない自分でもいい、どんな人になりたいかを自分決められる、と湊は言う。

まさに劣等感の克服の仕方です。人と比較することを辞め、自分の現状を受け入れ、目標をもつ。

椿は湊の言葉で前向きな考えになり、姉とも仲直りします。

まとめ

劣等感は誰しも持っているもの。それは自分で創り出しているものかもしれません。

ドラマの最後には「私が変われば世界が変わる」と言っています。本当にそうですね。なんでも自分次第。自分が変わろうと思えば本当にすべてが変わるのです。

いつからだって遅くはありません。ほっこりドラマのはずが、人生の教訓を教えてくれました。来週の仲良し4兄弟のエピソードはどんなことが起こるのでしょうか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました