日本初放送のスポーツドラマ「ファンタスティック5情熱のパラアスリート」いよいよ来週は最終回

イタリア発のスポーツドラマがNHKで日本初放送。陸上監督のリッカルドは、家庭も仕事も崖っぷち。3か月後のヨーロッパ選手権に向けて、個性強めのパラ選手と共に奮闘するドラマ。

イタリアのドラマだけに、イケメンと美女がたくさん出てくる濃い内容のドラマです。それぞれハンディキャップのある登場人物には個々の事情があり、スポーツに情熱を燃やす反面、心の葛藤があったり嫉妬があったりと複雑な感情が絡んできます。

どんなストーリーなんでしょうね。

リッカルド役はイタリア人俳優のイケおじ、ラウル・ボヴァ

パラアスリートのチーム「ノヴァ・ルックス」で監督の話を持ち掛けられたリッカルド。ヨーロッパ選手権を3か月後に控え、気難しい4人のパラ選手をまとめていかなくてはいけないという難役。

この監督役はラウル・ボヴァというローマ出身のイタリア俳優。1971年生まれの現在52歳。若い頃はイタリアチャンピオンの実力を持つ水泳選手でオリンピックも目指していました。

モデルから俳優へと転身しています。何せこの甘いマスク、2度の結婚と5人の父親です。ハリウッドでも活躍し、「セックスアンド・ザ・シティ」で有名のサラジェシカパーカーとも共演しています。

ザ・イタリア人イケおじって感じのセクシーなおじさま俳優ですね。

ドラマのなかでは、2人の反抗期の娘の扱いに戸惑いながら、プライド高いパラ選手とも対峙するちょっと可哀そうなおじさま役です。

娘たちはパパのせいで離婚になり、母親の元で暮らしていたが突然母親が亡くなり、仕方なく父のもとで暮らす…この娘たちも意思が強くて、クセ強です。

4人のパラアスリートが美男美女、クセ強いけど美しい選手たち

クリスチャン(ヴィットリオ・マガッズ)…事件に巻き込まれ、銃で撃たれたことが原因で車いす生活になったパラ選手。恋人のイザベラ(キアラ・ルッソ)がマネージャーの役割をしてくれている。

エリア(エネア・バロッツィ )…先天性の脳障害があり、突然身体が動かなくなることがある。女好きで女性をすぐ口説く。監督の娘たちにも声をかけている。

ラウラ(キアラ・ボルディ)…事故が原因で左脚を失う。絶望の中、パラ陸上を見て感銘を受け、自らもパラ選手となる。

マルツィア(フィオレンツァ・ダントーニオ)…有名なテニス選手だったが、失明してパラ選手になる。プライドが高く、気難しい性格。

皆、パラ選手としては実力も実績もあるが、それぞれに過去の事情や秘密がある。少しづつその秘密が暴かれていくことになるのがこのドラマのストーリー。

1話のネタバレ感想

パラ選手集団・ノヴァ・ルックスがトップ選手の盛大なお披露目パーティを開き、今後のヨーロッパ選手権へ出場して活躍することを発表する。

その中の一人、義足選手のグレタはパーティ会場の屋上で飛び降りようとしていた。グレタはチャンピオンの経歴を持つ。しかし、グレタは様子がおかしい。そのことに気がついたリッカルドは疑心暗鬼。血液検査の結果からグレタは『敗血症』と気がつく。

敗血症とは、感染が敗血症の原因です。感染は細菌(病原体)が繁殖したときにおこります。すなわち、体の中に細菌(病原体)は繁殖し、組織や臓器を障害し、敗血症を引き起こします。敗血症はたいてい、肺の感染症(肺炎)、尿路感染症(腎臓)、皮膚および腸管の感染と関係しています。ブドウ球菌や大腸菌、いくつかの連鎖球菌が敗血症を引き起こす主な細菌です。            敗血症.com より引用

グレタは自身で抗生剤を打ち、ヨーロッパ選手権に出場したい意思をリッカルドに伝えるが気を失って倒れてしまう。すでに症状が悪化しており、プロのアスリートには戻れなくなってしまった。

リッカルドは娘たちにも選手たちにも受け入れられないが、純粋で優しさに溢れた行動をつき通していきますね。そして選手たちへの細かい観察力で異変に気がつく洞察力がすごいですね。

2話のネタバレ感想

4人のクセ強アスリートたちの個人の事情が少しづつ開示されていく。2話は車いすのクリスチャンが事件に巻き込まれた過去と恋人のイザベラの秘密。

リッカルドは個人競技ばかりだった4人をリレーをさせることにしたがクリスチャンが転倒。

イザベラは献身的にクリスチャンのマネージャやトレーナーをこなす一方、クリスチャンのレース用の車いすに異変があることが発覚。リッカルドはイザベラに疑念を抱く。

定期メンテナンスを行わずに、高額なメンテナンスの費用をイザベラは着服。そこにはクリスチャンが銃で撃たれた時の事情と関係が…。

一方、気難しいマルツィアは少しずつラウラに心を開き、元恋人の結婚式の偵察に付き合ってもらう。

それぞれのいろんな事情でドラマは進行していきます。イザベラはクリスチャンからプロポーズされるが、怪しい男に呼び出され不穏な行動をしています…なにか秘密があるみたいですね。

3話のネタバレ感想

イタリア選手権を目前にし、気難しいマルツィアが姿を消してしまう。彼女は有望なテニス選手だったが、過去にも大きな大会の前に姿を消したことがある、と父親が話す。

彼女の妹がテニス選手として活躍しているが、父親はマルツィアに過去の彼女のスポンサーに連絡を取って妹の支援をしてほしいと頼み喧嘩になる。

気難しいマルツィアには大きな心の闇を抱えていることが暴かれていく。

一方、リッカルドの二女・アンナ(ジュリア・パトリニャーニ )はプレイボーイのエリアと急接近するが、姉・ジョルジャ(レイチェル・ルスキ)は、エリアがマルツィアと何かアンナの事でカケをしていることに気がつく。

マルツィアが気難しくなったのには理由があるんですね。リッカルドは彼女の闇を解いてくれるのでしょうか。

4話のネタバレ感想

イタリア選手権を目前に控えているが、皆それぞれに事情を抱え、精神的な動揺が収まらない。

車いすのクリスチャンはイザベラに他の男の存在を感じていて、別れを告げる。しかしやはり愛していることを認識してふたりは元に戻る。

脳に障害があるエリアは何者かに付け回されていた。それは本当の母親だった。育ての親は養子だったと伝えれない。しかし何かを感じているエリアは動揺を隠せない。

ラウラは脚を失った原因となった事故のことで頻繁に弁護士と会っていたが、結局事故を起こした相手は無罪放免となりラウラが電話をしていたことが立証されてしまった。

リッカルドは、理学療法士のアレッサンドラと深い仲になるが、彼女も脚を失っていたことを知る。

イタリア選手権はイザベラと仲直りして平常心を取り戻したクリスチャンと好調なマルツィアが結果を出し、エリアはスタートを切れないまま疾走。ラウラは出場すらしなかった。

やっぱりアスリートも精神面のケアは大事ですね。エリアは自分が養子だったことを聞いてしまってどこかへ行っちゃいましたが大丈夫なんでしょうか。リッカルドも監督職が危ういですね。クビにならないといいですが。

5話のネタバレ感想

エリアは産みの親の存在を知り、自暴自棄になりもうレースで走らないという。しかし、リッカルドの長女ジョルジャが励まし、生みの親に会いに行き心穏やかになっていく。

一方、ラウラは立ち直れずにいたが、マルツィアが励まし、憧れだったがいなくなってしまったグレタも現れ、少しずつ前向きな気持ちになっていく。

ところが車いすのクリスチャンはイザベラの秘密を知ってしまう。自分を銃で撃ち、車いす生活にした犯人の男とイザベラがつながっていたことがわかり、失意のどん底に。再度イザベラに別れを告げ、イザベラも涙が止まらない。

誰かが元気になったかと思ったら、誰かが失意のどん底になって、全員が前向きで元気になることはないかい?と思ってしまう展開。

エリアはリッカルドの二女アンナを誘惑していたが、気持ちがどんどん長女のジョルジュへと傾いていく。しかし既にアンナはエリアに恋をしてしまっている。

エリア、姉妹に同時に手を出すな!と言いたい。お父さんのリッカルドは理学療法士のアレッサンドラとラブラブです。愛のイタリア人、ラブラブちゅっちゅが好きですね。

6話のネタバレ感想

先週は放送がお休みで、久しぶりの放送に思えました。ストーリーは、個人戦でヨーロッパ選手権に出れなくなった、やる気のないラウラとエリアが登録抹消される寸前です。

リレーの種目は残っていますが、クリスチャンがイザベラの秘密を知って失意のなか、リレーには出ないと辞退していました。

ラウラは事故の相手が無罪放免になり、SNSではしゃいでいる姿を見てしまい、腹いせに車をキズ付けに行ってしまいます。なんだか、嫌な予感…。

エリアは生みの母親との交流が多くなり、一緒に暮らすことを約束しますが、なんだか生みの親はエリアのお金が目当てなのかも…育ての親は純粋にエリアを愛し、決してお金が目当てではなかった。

気づかないエリア…。大人はズルいですね。気がついたときに、またキズついてしまうんじゃないかと心配になります。

ところで、エリアはリッカルドの二女アンナと交際していましたが、姉のジョルジュへの心が傾いているようです。アンナに別れを告げてしまいます。

クリスチャンは、やはりイザベラの事が忘れられず仲直りして、リレーに出ることになります。出ていく寸前だったラウラとエリアはリレーに参加することに。

せっかくいろんな事情が一段落したかと思いきや、ラウラが車に傷をつけた相手が怒鳴り込んできます。止めに入ったリッカルドは殴ってしまうんですね…。あー、またトラブルの予感。

おもしろくなってきましたが、なんと次回の放送は8/18(日)約1ヵ月も空いてしまいます。

ってことで、8/16(金)第4話・17(土)第5・6話が深夜1時30分~復習の再放送です。

実際のパリ・オリンピックが開催されますよね。

ドラマの内容を思い出したいときは再度このサイトを訪問してください!

7話のネタバレ感想

激闘のパリ・オリンピックもあっという間に過ぎ去り、テレビ放送も通常に戻りましたね。この後パラリンピックも開催されます。そしてやっとこのドラマの7話が放送になりました。

冒頭からいろいろ、怪しげな動きが…。リッカルドの後任監督が早々と到着。まだ契約が切れてないのにどうするんでしょう。

そして、エリアとエリアの産みの母。エリアの母は、どんどんお金を要求してきます。そしてついにクレジットカードまで渡してしまいますが、大丈夫なんでしょうか。

元テニスプレーヤーのマルツィアは妹の異変に気がつく。自分がされたように、妹も父からの虐待まがいのテニス訓練を強要されていた。

リッカルドはチームの士気を高めるため、皆でヨットでの回遊旅行に連れ出す。イタリアの美しい海の船旅でチームはひとつになっていく。

しかし、リッカルドがラウラをかばうために暴力をふるったことが理事長にバレてしまい辞任を求められる。

そして、ジョルジャはエリアの母が天涯孤独ではないことを突き詰め、エリアは事実をしることになり絶望の淵に立たされるが、ジョルジャはエリアに対する愛を告白して二人は結ばれることに…

いよいよ来週は最終回。それぞれの事情がありながらヨーロッパ選手権に出場します。

8話のネタバレ感想(最終話)

いろいろあったそれぞれの事情が最終話では整います。

産みの母親がお金を目的にに近づいていることに気がつくエリア。リッカルドは本当の母親は自分のことよりも子供の事を一番に考える、と言われ、食事に誘いウソを投げかけて本質を見抜く。

産んだ子供に障害があることがわかってすぐに捨て、パラ選手として大金を稼いでいることを知ると近づいてくるなんて最低な母親です。家を買わされる前に気がついてよかったですね。

そのエリアとの恋を躊躇していたジョルジャも心を決め、妹に本当の事を告白しようとしますが…。

他のメンバーもリッカルドの助言でそれぞれの葛藤を整理する努力をします。

いよいよヨーロッパ選手権ですが、新しい監督は個人プレーを重視し、チーム戦のリレーには力をいれません。そのことを聞いたリッカルドはこっそり皆を集めて特訓をします。

リッカルドの愛情いっぱいの指導のおかげでチームはひとつになり、感動的な終焉になります。

まとめ

今週末から始まるパリ・パラリンピックを目前に、素敵なドラマでした。

障害があってスポーツを頑張っている、凄いな…ということではなく、人はどんな状態であっても目標を持ってそれに向かって努力して成果を得られるということを描いていました。

人はそれぞれヒストリーがあり、心の葛藤や乗り越えていく問題もありますがそこで重要なのは誰と出会うかですね。人との出会いは一期一会、ご縁を大切に感謝したいですね。

途中オリンピックでお休みの時期もありましたが、あっという間に終わってしまいました。あまり期待していなかったドラマでしたが、登場人物もすっかりなじみになり、見れなくなるのが寂しくなりそうです。

今週末からは本物のパラリンピックで、どんなリアルなドラマがあるのでしょうか、楽しみですね。

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