NHKBSで放送が始まったドラマ「団地のふたり」。
2022年発行の芥川賞作家・藤野千夜の長編小説がドラマ化されました。
小さいころから幼馴染のふたりが過ごした団地。いろいろあって、ふたりとも団地に戻ってきた。
ふたりはとても仲良しで、日々の団地暮らしをほのぼのと描いているドラマです。さて、どんなエピソードが繰り広げられるのでしょうか。
キョンキョンと小林聡美がアラフィフの同級生
往年のアイドル、キョンキョンこと小泉今日子さん。アイドル時代はキュートでおちゃめな愛されアイドルでしたね。最近では、劇団でのプロデュースや政治に対するコメントなんかも話題です。
今年民放ドラマで話題になった「不適切にもほどがある」では、若き日のアイドルポスター出演から、最終話では本物登場出演まで、気さくな人柄が垣間見えましたね。
さて、このドラマでは団地に出戻ってきた大学准教授・太田野枝役。真面目で博士号まで取得しているが地味でシングル、年老いた親と団地暮らしの役です。
地味な姿は、あら、キョンキョンもさすがに劣化したな…と思わんばかりのフェイスラインのたるみやふっくらした体系…。そもそも童顔なので、歳を重ねるとそのギャップに劣化感を感じやすような気がします。
一方小林聡美さんは、イラストレーターの桜井奈津子役。本当に変わらないですよね。そもそものお顔から、変わりない!『やっぱり猫が好き』から、時間が止まっているのではないかと思うくらいの変わらないぶりは驚きです!
二人は幼い頃から団地で一緒に過ごし、それぞれに人生をたどって、また団地に戻ってきた、というなかで二人の仲良く交流する姿がほのぼのしています。
キョンキョンと小林聡美が仲良く団地の人たちと交流する
団地には昔から居住するベテラン住居人がたくさんいます。皆さん、かなりご高齢です。団地敷地内の公園で、太極拳したり(まるで中国の光景)。
50代でも団地内では若手のふたり。団地の住人は、あれ?見たことある、往年のベテラン俳優が出演しています。
太田野枝(小泉今日子)の母親役に丘みつ子さん、父親役には橋爪功さん。団地の個性的な住人には由紀さおりさん、名取裕子さん、その他杉本哲太さん、 ベンガル などなど。
毎回ゲストが出演します。
ご高齢の部屋の網戸を張り直してあげたり、野良猫救出作戦だったり、公園で太極拳だったり。
日常の何気ない幸せや、小さなエピソードがほっこり。昭和の古き良き時代の人々の交流が描かれているドラマです。
1話の感想ネタバレ
1話ではノエチ(小泉今日子)となっちゃん(小林聡美)の関係性や職業、団地での過去のエピソードなどが描かれています。
いろいろあって出戻ってきたふたり。50代でも団地内ではまだまだ若手の部類。
お料理が得意ななっちゃんは、お取り寄せした材料で手料理を振る舞い、二人はほぼ毎晩夕飯を共にする。
なんか、素敵ですよね。幼い頃からの気の合う友人が家族のように食卓を囲むなんて。
網戸を張り替えてくれないかと頼まれて、素人ながら奮闘しながら二人で張り替えてあげるといつの間にか団地内で噂がひろまり、次々とふたりに依頼がくる。
ノエチは兄(杉本哲太)が置きっぱなしにしている昭和の品物をなっちゃんにスマホフリマで売ってくれないかと依頼し、次々に落札されていくことになる。
ですです。昭和のものって今高値で売れますよね。そこまで保管しておいたのが凄いけど、まさか将来そんな高値になるとはしらず、処分してしまった人はたくさんいると思います。引っ越ししない実家があるとおきっぱなしにできますけどね。
団地のロケーションもノスタルジックですが、花柄の魔法瓶とか小物もなんだかカワイイデザインに見えてきます。
2話の感想ネタバレ
団地に引っ越してきた小学生とお父さん。シングルファーザーでの団地暮らし。最初は人見知りしていたそらちゃんは、Gがでたことで助けを求め、二人と仲良くなります。
団地では飼えない子猫の世話をしていたことでそらちゃんは団地のおじさんに叱られます。
団地のおばちゃん達もこっそり餌をあげていました。保健所に引き取られるしかない、という残酷な現実。そらちゃんは悲しみます。
ノエチは兄を呼び出し、猫を引き取ってもらうことにしました。そらちゃんはいつでも会いに行けると大喜び。
ふたりは、昔、団地で仲良くしていたお友達のことを思い出します。病気でなくなった友人。そらちゃんとふたりは夕食を囲むまでに仲良くなり、ふたりは亡くなった友人と一緒に過ごしているような気持になります。
このドラマ、セピア色の温かな情景が心癒してくれます。次回はどんなエピソードでしょうか。
3話の感想ネタバレ
放送後に追記
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