最高コンビが共演ドラマは城田優の遺体処置がすごい!「エンジェルフライト」第2話

BSプレミアムドラマとして放送中の「エンジェルフライト」。ドラマ「ドクターX」でも名コンビだった、遠藤憲一と米倉涼子の最高コンビが再び共演。仲良しでお互いを理解しあっている二人だからこそ創り上げられるドラマですね。

第2話は「テロに打ち砕かれた開発支援」

アフリカでのテロで犠牲になったご遺体を運ぶ、切ないストーリーです。米倉涼子さんの魂の演技が涙を誘います。そして、損傷がひどいご遺体を修復する城田優の役柄に驚きです。

遺体修復マニアと言っても過言ではない、生存時のお顔に近い状態でご遺族へお返しするという尊い職業。そんな方が人知れず活躍されているのですね。

遠藤憲一が語る、米倉涼子の素顔はナイーブでデリケートな人

先日あさイチにゲスト出演していた米倉涼子さん。生番組にでるのは珍しい事だったようで、少々緊張されていました。相変らずの美しい立ち姿と朝からキリリとした顔つき。

大ヒットドラマ「ドクターX」主人公・大門未知子のイメージが強すぎるのか、『私失敗しないので』の強烈なセリフのせいなのか、米倉涼子さんは強くてかっこいい女性という印象ですね。

しかし、本来は『ナイーブでデリケートな人』と遠藤憲一さんがコメントしていました。大門未知子とは正反対の『自信がない人』『不安をもちながらやっている人』。だそうです、意外です。

ブロードウェイミュージカルで初の日本人主役に選ばれたときには、猛特訓の日々だったようですね。自信がないからこそ、練習に練習を重ねるのでしょうね。元々米倉さんは若い頃クラシックバレエを本格的に踊っていたダンサーでした。その頃からのレッスンの鬼なのかもしれません。

「エンジェルフライト」では、遠藤憲一さんがエンジェルハートの会長、米倉涼子さんが社長。まるで極道のような荒っぽい言葉使いと任侠映画のような集団です(笑)。社内での台詞ではアドリブが飛び交い、出演者に絆ができたそうですよ。

遠藤さんと米倉さんの荒っぽい言葉での言い合いが、アドリブなのかと思うと笑いがでます。

第2話ではテロに遭遇した開発支援の人々が犠牲者

第2話ではアフリカで開発途上国の支援をしていた人々が、ホテルでのパーティー参加中にテロリストが銃を乱射し、亡くなってしまうというストーリーです。

結婚を目前にした娘を無くした夫婦、老後ののんびり生活を約束し最後の仕事として出かけていた夫を亡くした老女、出産を間近の妻を日本に残してプロジェクトに参加していが若い男性を亡くした父親。

それぞれに人生のストーリーがあり、最後のお別れをさせてあげたいと願う主人公・那美(米倉涼子)とスタッフたちもアフリカへ同行します。

遺体の破損がひどく、現地では面会させられない状態。那美たちは可能な限りの修復作業を施し、家族と最後の面会が叶うように奮闘します。

修復作業ってどんなことをするのでしょうか。

城田優が演じる遺体修復のエキスパートの技術が凄い!

遺体処置のエキスパート、柊秀介を演じる城田優。寡黙な役柄で、遺体修復や死に化粧の研究を日々行う、遺体修復オタクとでもいった感じのちょっと変わりものキャラです。

日本に空輸されたご遺体は、いったん大学病院で司法解剖後にエンジェルハート社へ運ばれてから遺体修復作業が行われます。銃弾をたくさん浴びたご遺体は、弾を取り除き、傷跡を消していく。

うっ血やあざの部分はファンデーションで色を施します。一番損傷のひどかった結婚式を目前に控えた若い女性。頭蓋骨陥没もあり、かなりの凹みがあった状況でしたが、エキスパート・柊秀介が美しい顔面に仕上げます。

あまりにも損傷がひどかったために、家族と婚約者とは面会できないままだったご遺体。顔を見るのを躊躇していた母(筒井真理子)を優しく誘導し、最後のお別れをさせることができた。

大切な最後のお別れ。綺麗なお顔とお別れしたいですよね、最後の対面です。花嫁姿で棺桶に入っている姿が涙をそそりました。

米倉涼子が演じる、那美のプロフェッショナルな国際霊柩送還士が見どころ

社内での振る舞いは、荒々しく粗野なところが多々ある那美。会長の柏木との会話は特に品のない口調。スタッフにも決してやさしくはない、那美。

しかし、ご遺体のことになると、とても真摯な態度。

「故人さまやご家族への敬意を忘れないでください『遺体』です、『遺族』です。

ドラマ「エンジェルフライト」2話、那美の台詞より引用

と、外務省の役人の無礼な態度を一喝します。なんだか大門未知子風でかっこいいです。

社内では斜めに顔を傾けて、少しけだるそうに話す那美ですが、ご遺族との会話は正面からまっすぐな姿勢で超丁寧な言葉と優し気な表情です。

そして何よりも、ご遺族と故人の最後を出来る限りの状態で送還してあげたいという、心から真摯な気持ちで仕事に望んでいる姿がまさにプロフェッショナル。

米倉涼子さんのメリハリの利いた演技がクスっと笑える部分と、ほろりと泣ける部分の両方を観ることができます。

2話まとめ

遠藤憲一さんとのエピソードを知りながらドラマを観ると、また更に「アドリブなんどろうな」などと想像しながら楽しく視聴できます。

米倉さんが自信がなく、ナイーブなんて想像もできないような自信たっぷりの演技が、遠藤憲一さんのコメントが頭で浮かぶと、なんだか人間味を感じます。

スタイルも良く、美人で演技派、自信がないなんて言葉が似合わないのですが、そのエピソードを聞くと米倉さんのファンになりますね。美人で自信たっぷりと思っていたので冷たい感じがしていましたが、全然違うのですね。

さて、次の回はどんな物語になるのでしょうか。そして那美がスマホの待ち受け画面にしていた向井理さんとはどんな関係なのでしょうか。それと松本穂香さん演じる高木凛子の母・塔子(草刈民代)の意味あり電話が気になります。

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