NHKBSプレミアムドラマ「老害の人」第2話が放送されました。舞台はコロナ渦。老害と呼ばれても仕方がないような行動を次々と巻き起こします。
三田佳子の最近ドラマ出演はクセが強い老女、ボッチランチでカスハラ
カスハラ=カスタマーハラスメント、最近よく耳にするハラスメントシリーズのひとつですよね。カスタマー、いわゆるお客さんの立場を優位にして難くせをつける人の総称です。
大女優の三田佳子さん、美しい初老の婦人・村井サキ役を演じています。年を重ねてもシルバーグレイの品あるご婦人です。
村井サキはレストランで難くせをつけます。1ヵ月1度、年寄りの楽しみでレストランのランチに来るが、前回来た時にミント抜きにしてくれと言ったはずがミントが入っている、と。
レストラン側は平謝りするが、サキの怒りは収まらず料金を払って食事の途中で店を出る。
たまたまそのレストランに居合わせた福太郎(伊東四朗)は、カスハラはヤダね~と傍観していました。確かに…。
そして、クレームを言うことで人は振り向いてくれているので、寂しさを埋める方法なのかもしれない、と福太郎は言っています。確かに…クレーマーってカマチョ(かまってチョーだい)の人がよくする行動ですよね。
福太郎の孫は戸山俊(望月 歩)は、ボッチランチなんだ…とつぶやく。
ボッチランチ=ひとりぼっちでランチすること。なんだか寂しい言葉ですね。
三田佳子の最近ドラマ出演はクセが強い老女、ワクチン接種でもクレーマー
福太郎は娘の戸山明代(夏川 結衣)とコロナワクチンの接種会場。そこへたまたま村井サキがやってくる。
村井サキは接種券を忘れてしまい、受付で言い争いになる。自分が接種券を忘れたのに、帰り道にコロナに感染したらどう責任をとってくれるんだ、やら、責任者を呼べだの担当大臣に連絡しろだのクレームを言い続けます。
見たことあります、こんな光景。自分も違うところでちょっとだけこんな感じの事を言ったこともあるかも…(反省)。みっともない、の一言ですよね。だって自分が忘れたのが悪いんだもの。思い通りに行かない怒りの矛先を他人に向けてしまう、なんて老人だけじゃないですよ、誰でもあります。
福太郎は止めに入り、自分たちの仲間にならないかと誘う。ひとりで過ごすより楽しいかもしれないと誘うと村井サキは、ジジババが空気感染するからお断り!と。
元公民館の館長をしていたという村井サキ。いろんなところでクレームを言っていることに福太郎は寂しいんじゃないかと思ったんでしょうね。そうかもしれませんね。
三田佳子の最近ドラマ出演はクセが強い老女、福太郎も老害発言
福太郎は自分が引退したはずの会社にちょくちょく顔をだします。周りは迷惑そう。
お茶を持ってきてくれた女子社員に、有能だった女子社員の話をしますが何度も聞いたことのある話。そう、年取ると同じ話を何度も繰り返す(老害①)
取引先の社長と社員と話す機会がありますが、戦争時代の長い話をしてしまう(老害②)
それから説教をしてしまう(老害③)おやじぎゃくを連発(老害④)話が長い(老害⑤)上から目線(老害⑥)空気が読めない(老害⑦)
伊東四朗さんの上から目線、恩着せがましい態度、昭和ギャグはさみながらのKY態度、笑いが出ました。最高です。娘の明代はぶち切れ、周囲の迷惑に気がついて、会社には行かないでと辛辣なことを言ってしまいます。
明代の気持ちはよくわかります。事業を成功させてきた父親が年齢を重ね、周りに迷惑をかけるようなことばかりするのを腹立たしく思い、昔の尊敬する父親との落差を認めたくない気持ちなんですよね。
ふたりは険悪な毎日を過ごすことになりますが、福太郎の仲間のひとりがコロナ感染で入院。
三田佳子の最近ドラマ出演はクセが強い老女、次回は起死回生
いつかは皆、老いていくもの。どのように老いていくのか、老いて行きたいのか、今の世の中では選択肢があるような気がします。
色んな事も解明されて、予防や進行を遅らせる医学も発達してきています。急速に進む、少子高齢化で高齢になったからといって、働かずに年金生活が送れるほど穏やかな現代社会ではありません。
年金受給もさまざまに変化し、定年退職や高齢者雇用も激変しています。そうなんです、高齢者ももっと働いて社会の歯車なってもらわないと社会が回らなくなってきているのです。
次回は、福太郎が仲間と一緒に何か始めるようですね。何が始まるのでしょうか。
クレーマーの村井サキも仲間入りするようです。三田佳子さんクレーマーだけど、上品ですね。
まとめ
老害と一言で言えば、嫌なイメージしかありませんが、いつかは誰でもなります。そう思ってみると、なんだかカワイイおじいさん、おばあさんですよね。
人生の最後は寂しくじゃなくて、楽しく過ごしたいですね。
来週も楽しみです。
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