ドラマ「エンジェルフライト」国際霊柩送還士の国境を越えたエンバーマー

昨年アマゾンプライムで放送された国際霊柩送還士「エンジェルフライト」がNHKBSで地上波初放送が決定!あまり聞いたことのない職業ですが、どんな事をするのでしょうか。

なんだか聞いたことのない言葉がたくさん出て来てますね。エンバーマーって何?国際霊柩送還士って何?知らないことを少し調べてみました。

国際霊柩送還士の国境を越えたエンバーマーのドラマはいつから放送?

NHKBSで6月9日日曜午後10:00~放送スタート(全6回)

昨年3月にアマゾンプライムで放送されたドラマ「エンジェルフライト」主演は米倉涼子さん、脚本は古沢良太さん、世界配信で大反響の作品。

NHKBSのプレミアムドラマ枠で放送されることが決まりました。

BS/BSP4K 6月9日日曜~7月14日日曜毎週日曜午後10時~10時50分
再放送:BSP4K 6月14日金曜~7月19日金曜毎週午後午後6時10分~7時

NHKBSプレミアムドラマ枠は原作有りの名作が多い枠です。感動するものや涙腺崩壊もの、深く考えさせられるテーマが多い枠です。

原作はノンフィクション作家・佐々木涼子さんの長編小説「エンジェルフライト 国際霊柩送還士」(集英社から出版)

今回の「エンジェルフライト」はすでにアマゾンプライムで放送された作品ですがあまり知られていない死と向き合う職業の実態、海外でなくられた方の諸事情などが盛り込まれた質の高い作品です。

国際霊柩送還士やエンバーマーって何?どんなお仕事?

国際霊柩送還士(こくさいれいきゅうそうかんし)という名称の資格自体は存在しません。

一般社団法人日本遺体衛生保全協会が認定するエンバーマー(※)「遺体衛星保全士」という資格は存在します。国家資格ではない。

※エンバーマーとは、遺体の長期保全のための修復や防腐、防疫処置エンバーミングを施すスタッフのこと

エンジェルケアとの違い…エンジェルケアは自宅・病院などで亡くなられた場合の「死後処置」「死後ケア」です。遺体の保全処理は行われず、タオル等で身体を拭く、お顔のケア、綿詰め、着替え等。一般的には医療従事者や同等の有資格者が行う。

エンバーミングは遺体衛生保全のことで、遺体を長期的衛生的に保全するために、殺菌消毒・防腐・修復・化粧などを施して故人を生前の姿に近づける技術。

エンバーミングを施すことで長期的にご遺体を保全することができるんですね。海外からのご遺体の場合は日数がかかることが多いのでエンバーミングを施すのでしょうね。

ドラマや小説で使用されている名称『国際霊柩送還』『エンジェルフライト』は実在する法人が商標登録(※)済みの為、他社はこの名称を使用することができない。

他社は『国際遺体送還』『海外搬送サービス』『国際遺体搬送』などを使用している。

※商標登録とは、特許庁に登録をしたい名称を出願し許可を得ることで自社の商標として独占的権利になる。他社は使用することができない。

ということは、きっと小説やドラマは商標登録の会社に許可を得ているのでしょうね。

本当に聞きなれない、言葉や用語ばかりですね。知らないことばかりですが、必要な職業ですね。

国際霊柩送還士ドラマ「エンジェルフライト」脚本は古沢良太

このドラマの脚本は古沢良太(こさわりょうた)さん。人気脚本家で戯曲家・イラストレターなどの多彩な活躍の方。

代表作の「コンフィデンスマン」「リーガルハイ」「どうする家康」映画「ALWAYS三丁目の夕日」など数々の名作を生みだしています。

学生時代は漫画家を目指していたそうです。イラストも素敵ですね。

古沢良太さんの脚本作品は、ユーモアがありチャーミングさもあり独自の仕上がりになっています。キャラクター設定も個性が強いものが多いですね。

このドラマではシリアスな場面が多いのですが、主演の米倉涼子さんや遠藤憲一さんのキャラ設定はさすが古沢さんの脚本ですね。

感動で涙が抑えきれない場面も多いですが、クスッと笑えるところも少々あり。最後のお別れを古沢流で素晴らしいセリフと情景に作られています。

野呂佳代も出演、キャストやゲストが豪華メンバー

最近よく野呂佳代さんを見かけます。ドラマや映画で大活躍ですね。ちょっとぽっちゃりしたスタイルが安心感。無理してスリムなスタイルにならず、野呂佳代さんの持ち味を生かしているところがとてもいいと思います。

伊沢那美(いざわなみ) 米倉涼子 国際霊柩送還会社「エンジェルハース」の社長。表向きは清廉潔白な真面目社長だが、本質は口が悪い短気なシングルマザー。涙もろい人情に厚い。海外のご遺体と家族への橋渡しの為世界中を飛び回る日々。
高木凛子(たかきりんこ) 松本穂香 伊沢社長の表向きな企業紹介で中途入社した新入社員。母との確執に呪縛されている。死と向き合う仕事で、成長していく。
柊秀介(ひいらぎしんすけ) 城田優 死体好きの修復スペシャリスト。ミステリアスな存在。最新コスメをチェックして、死に顔の研究をしている。母の死と、仕事と関係があるようだ。
矢野雄也(やのゆうや) 矢本悠馬 元ヤンの若手社員。結婚相手にこの仕事を説明することを悩んでいる。
松山みのり 野呂佳代 国内外の複雑な手続きや交渉事を行う事務員。噂好きでネットの炎上が大好き。笑って毒舌を言う、ほほえみの毒舌家。
柏木史郎(かしわぎしろう) 遠藤憲一 会社会長。長年葬儀会社で働いたあと伊沢と会社設立。現場は伊沢、柏木は経営に専念。イカツイ風貌で「エセ広島弁の男」

1話ごとに、亡くなる人物、その家族と豪華なキャストが出演しています。

荒くれたセリフの米倉涼子さんですが、相変わらずの抜群のプロポーションと美貌でやっぱりドラマの華ですね。

まとめ

アマゾンプライム会員の方はいつでも視聴できる作品ですが、そうでない方は是非テレビ放送でご覧になってください。

死と向き合う職業はなかなかクローズアップされませんが、必ず皆いつかは迎える最期。

実は私も少しだけ葬儀業界で働いたことがあります。最後のお別れはその人の生きざまを現わしているような気がします。一番悲しくて切ないのが若者の葬儀。

ドラマの中でも若い人の死が描かれています。残されて家族は本当に辛いです。その中でドラマの登場人物が少しでも残された家族に寄り添い、最後のお別れのお手伝いをするのは涙なくしては観られないストーリーです。

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