マガジンポケット、『マガポケ』は講談社が運営する公式漫画サイト。少年マガジン系の漫画が多数読めます。
中にはオリジナル漫画もあり、この「降り積もれ孤独な死よ」は完全オリジナルです。2021年から連載されています。
個人的にたまたま他の漫画を読んでいて、この作品を見つけ、オモシロくてずっと購読しています。
まだ連載中で、完結していないのにドラマ化?どんな感じに仕上がっているのか興味深々。
それとキャストがドンピシャで、誰が選んだんだろうと思うくらい選抜が素晴らしい!1話放送されましたが、キャストを紹介いたします。
個性派キャスト、主人公は成田凌・佐伯 仁は刑事
このドラマの闇を暴いていくことになる、主人公の佐伯 仁(さえき じん)。
山梨県警富士山北警察署の刑事で、子供13体の白骨化遺体遺棄事件を捜査することになるが、実の弟が関係している事実が発覚する。
弟とは事情があって生き別れになっていた。
このドラマのキャストで一番、しっくりこなかったのが成田凌さん。演技はの俳優さんですが、コミックとのイメージと違っていました。
個人的には、鈴木亮平さんとか、ピッタリだな~と思ってました。成田凌さんて、ゴシップ誌の影響なのか、ちょっとモテオトコイメージがあります。
原作で佐伯仁は奥手の実直なイメージなので、勝手に違う俳優さんを思い描いてました。
ところで成田凌さんって元々は美容学校に通っていたそうですよ。意外!美容師免許を取得してます。就職活動をしている最中、「Men’sNon-No(メンズノンノ)」のオーディションに合格してモデルに。
それから芸能界に入り、俳優志望だったので俳優活動を開始してあれよ、あれよという間に人気俳優になりました。
美容師さんになっていたら、売れっ子イケメンカリスマ美容師?だったかもしれませんね。
個性派キャスト、小日向文世が演じる謎の男・灰川十三
このドラマのキーマンである灰川十三(はいかわじゅうぞう)を演じるのが小日向文世さん。
コミックから飛び出してきたようなドンピシャ配役です!黒丸のサングラスをかけ、顔の半分に独特なアザがあり、口数少なくも、子供たちに万引き教えたり…
SNSでは、「タモリさんかと思った」などのコメントもあります。確かに…(笑)。でもコミックでの灰川十三に限りなく近いイメージです。
いつもの優しいイメージの小日向文世とはがらりと違う役ですね。
なんと小日向さん1954年生まれの今年70歳。えっ!そんな年齢だったの?とびっくりしてしまいました。年齢を感じさせないお元気な方ですね。
言わずと知れた実力派のベテラン俳優が演じる、今回の役は謎多き「父」血のつながりのない子供たちから「父」と呼ばれる存在です。
そんな灰川邸から13体もの子供たちの白骨した遺体が見つかったことからストーリーが始まります。
灰川の娘だと、登場する蓮水花音(吉川愛)は、「父」は犯人ではないと言い切る。
いったい灰川邸で何が起こったのか、身寄りがない子、虐待されていた子、その他に事情がある子供たちの里親となって慎ましくも楽しい日々を送っていたはずなのに!?
早くもSNSでは考察大会が始まっています。
個性派キャスト、お久しぶりの黒木メイサが出演中
わー、久しぶりですね、黒木メイサさん。相変わらず、というか、姿を見なくなってから何年たつでしょうか、突然赤西仁さんと電撃デキ婚して、沖縄で暮らしていたはずです。
突然姿を見なくなってから、今回久しぶりに見たら、そのまんま。何も変わらないまま、髪型も、美形も、スタイルの良さも、そのまんまタイムワープしたかのような姿で出演中。
赤西仁とは2児の子供がいるが、昨年(2023年12月)赤西仁との離婚を発表している。現在は、ハワイ、ロサンゼルス、東京とどこで暮らしているのかははっきりわかりませんが、お仕事本格復帰となると東京を拠点にしないと難しいですよね。
ドラマでの役柄は、主演の成田凌演じる佐伯刑事の先輩刑事・五味明日香。少々粗野な言動の女性刑事ですが、佐伯刑事と一緒に灰川邸の怪事件を捜査していく。
7年ぶりのドラマ出演ですが、衰えた様子も全くなく、変わらずの美しさと個性的な美貌のまま本格復帰。今後もメイサさんを見る機会が増えそうですね。
個性派キャスト、吉川愛が謎の女性・蓮水花音を演じる
6年前まで灰川邸で暮らしていたという謎の女性・蓮水花音(はすみかのん)を演じているのは吉川愛さん。
蓮水花音は「父」と呼ぶ灰川十三のことを無実だと言い、灰川から学んだ万引きの話や、灰川邸での子供たちのと共同生活などを佐伯刑事に話していく。
吉川愛さんは3歳から子役で活躍していましたが、17歳の時に一旦芸能界を引退、しかしその1年後に再度スカウトされ、過去の芸名吉田里琴から現在の芸名・吉川愛として再活動がスタート。
辞めてもスカウトされるって、やはりよっぽどオーラがあるのでしょうね。
ドラマでは、佐伯刑事と一緒に自分の知っている情報をもとに事件の真相を追っていく。
第1話では、衝撃的なセリフがありました。「刑事さん、ティッシュペーパー食べたことありますか?」
普通はないですよね、ネグレクト虐待(放置虐待)を受けていた花音は、家に食べるものが無くなると食べれそうなものを片っ端から口に入れていた…。って悲しい過去。
個性派キャスト、他にも勢ぞろい山下美月、野間口徹、佐藤大樹、仙道敦子、お笑い芸人カカロニ栗谷も!
他にも豪華キャストがずらりと出演しています。日曜の夜10時30分から放送のドラマにしては、キャストが豪華!
ここのところ、面白くないドラマ続きの民放ですが、このドラマは期待できます。原作が未完結で先行きがわからない。
キャストがはまり役で、新しいタイプのヒューマンヒストリードラマ。ただの殺人事件ではなく、そこには社会問題や人間の良識を問いかける内容。
なんと、仙道敦子さんもチラリと登場してましたね、逃げる母!キャスト紹介になかったですが、すぐにわかりました。
それで、何故かお笑い芸人のカカロニ・栗谷が出演!あまり知られていないかもしれないですが、個性派のお笑い芸人。
面白さがシュールで個人的には大好きです。全然ハンサムでもなく、かっこよくもないのに、自分だけカッコいいナルシストで話が進んでいくコントです。
今回は初の連ドラ出演で、灰川邸で生き残った複雑な事情がある青年役。いつもはキモ系のキャラを演じてのコントですが、ドラマではシリアスな役柄をどう演じるのでしょうか。楽しみです。
原作者も絶賛の初回放送!原作者・井龍 一(いのりゅう・はじめ)喜びのコメント
原作者・井龍 一(いのりゅう・はじめ)さんが、初回放送後に、すごく良かった、と喜びのコメント。
「撮り方が映画のようで地上波でここまでできるのかと驚きました!監督さんの功績も大きいと思いますが、成田さんをはじめ出演者のみなさんの演技もすばらしかったですね!いや~感動しました!原作者としても本当に満足の第1話でした!」井龍さんのコメントより引用
民放ドラマのコミック原作と言えば、昨年、悲しい出来事がありましたね。
その他にも実は原作者が不満を漏らす、原作を屈折させたような仕上がりのドラマや映画が多々あったようです。
今回のドラマは、視聴者目線からでも納得するかなりの出来栄え。原作を読んでいたからこそ、あの異様な原作のミステリアス感をこんなに表現しているとは、と感心しました。昨今の民放ドラマではトップクラス。
まずは、原作者からの絶賛を聞いた制作側の方々はホッとされたと思います。やはり何事も丁寧に、真摯に取り組むと結果はでるものですね。
まとめ
第1話が放送され、まだまだストーリーの面白さまではたどり着いていません。本当にまだまだ序の口。
単純なサスペンスストーリーではないのが面白さ。そしてそこに隠された複雑なそれぞれの事情が少しづつ暴かれていきます。
SNSではいろんな考察が繰り広げられているようですが、原作と兼ね合いでどのようにアレンジしてあるのかも楽しみのひとつ。
キャストの豪華さに加え、演出や脚本にとても力が入っているのが伝わります。そうです、これこそドラマ制作の真骨頂ですよね。
毎回日曜日の夜が楽しみになりました。久しぶりの楽しみな民放ドラマがスタート!
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