黒木瞳が行動、リキの元へ訪問するドラマ「燕は戻ってこない」考察

ドラマ「燕は戻ってこない」第7話。とうとう基(稲垣吾郎)の母・千味子(黒木瞳)が行動を起こします。なんだか波乱の予感ですね。

そもそもリキ(石橋静河)に会いたがっていた千味子。それはリキに興味があるわけではなく、大事な息子の子供を産む代理母として適合している女性なのか、バレエの才能が継承できるのか、といった自分本位の考えからの面会希望。

リキの身体を気遣うというより、胎児のことを気遣うといった勝手な考えです。そんな人格の人がリキと話をして大丈夫なのでしょうか。

黒木瞳が行動、リキの元へ訪問するのはつわりのせい?

予告編ではリキのつわりが酷く、頼る人がいないので基に連絡をする、となっていますがなんで?悠子(内田有紀)は?と疑問。

第6話では、悠子とりりこ(中村優子)がリキの味方になってくれるはずでは?なんで基に連絡しちゃうの?と思っていしまいます。

もしかして、つわりに耐えられないので堕胎したい理由として、人工授精前に2人と性交渉したことを告白するの?そんなことしたら悠子とりりこの親切は水の泡になります。しかしドラマの設定上、リキは無知で考える前に感情で行動してしまう、これまた自分勝手な設定。

あり得るかもしれませんね。そしてその話を聞いた千味子が憤慨しながらも、とにかく産んでほしいと直談判に行くのでは?契約違反とは言え、返金してもらったところで別の代理母を探すのにはリスクがあるし、もしかしたら基の子供かもしれない。

でも厳しくて辛辣な性格の千味子が誰の子かわからないままの胎児をすんなり自分の孫として受け入れるでしょうか。いやいや、それはない…。やっぱり、リキはカミングアウトせずに、ただつわりがきついのでもう産みたくない、というだけのような気がします。

それを聞いた千味子が、自分の元へきて食事や身の回りの世話を自分がするから妊娠を継続してくれと頼みこむのではないでしょうか。とするとリキは…?

黒木瞳が行動、リキの元へ訪問して一緒に暮らすことを提案したら?

リキは当然、ノーでしょうね(笑)。千味子みたいなタイプの人間と出会ったのも初めてかもしれません。きっとリキの苦手なタイプですよね。私も苦手です(笑)。

そもそも千味子は悠子のことを気に入らない。千味子が気に入っていた基の元妻はバレエダンサーだったのに、不倫の末、悠子と再婚したからだ。そのうえ不妊治療しても子供はできず検査の結果、悠子に問題があることがわかったのだ。

千味子にとって悠子は疫病神。いくら手続き上とはいえ、悠子と基は離婚している。リキと籍を入れ、体外受精をする為。千味子にとっては願ったりの状態かもしれない。そのままリキと基をそのまま婚姻状態にして孫もそのまま育ててくれないかな、と思っているかもしれない。

そんな独りよがりの願望をリキがきっと受け入れるはずもありませんよね。義理の母が千味子なんて考えるとうっとうしくて仕方ないでしょうね。あまり教養がなく育ってきたリキにとっては堅苦しく、息苦しく感じるでしょう。全く違う世界の人、と言ってもおかしくないです。

千味子とウマが合う人なんてそうそういないでしょう。自分にも厳しく生きてきて、他人にも厳しいタイプ。今どきの人にはなかなかマッチしないお義母さまです。

黒木瞳が行動、リキの元へ訪問することで何が変わる?

さて、この行動がどんな影響を及ぼすのでしょうか。全面的にサポートすると言ってくれていたりりこも多分千味子のことは苦手な予感。

そして悠子はどんな心境になるのでしょうか。悠子としては自分のせいで子供が出来ず、義母である千味子に大金を使わせての代理母出産プロジェクト。千味子に好かれていないことも重々りかいしていますし、悠子としては肩身の狭い思いでしょうね。

基も所詮、カエルの子はカエル。千味子と同じような自分勝手さを持っています。しかし悠子は恋焦がれて一緒になった基。複雑ですよね。

リキが基に心を奪われることは考えられませんが、悠子が基のもとを離れてしまうことは考えられますね。自分だったらこんな複雑な環境に身を置くことは考えられません。

ドラマではひとりひとりの複雑な心境と、リキが無事に出産するまでの紆余曲折を描いています。リキもまた、今まで考えてこなかった自分の人生を真剣に考える時間になるのでしょう。

まとめ

クセ強の千味子さんが行動することで、何かを引っ掻き回すような予感の次回。千味子さんにピッタリのはまり役の黒木瞳さんの意地悪で冷酷な演技が素晴らしいです。

ドラマを観ていて、憎たらしいとか嫌な人、とどれだけ思わせるかが役者の真骨頂ですね。黒木瞳さん、十分嫌な義母です。(笑)

元有名バレエダンサーで、年齢を重ねても美しく、浮世離れしていてプライドが高いという役。この役にあう方はなかなかいませんね。

命を扱うドラマ、とても共感できることではないのですが、世の中にあり得るストーリー。

余談ですが、ずいぶん昔にアジア系の国際線の飛行機で異様な光景を見たことがあります。明らかに西洋人の夫婦が、アジア系の赤ちゃんを抱いている集団と一緒でした。それも一組や二組の夫婦ではないのです。かなりの数でした。

養子としてきちんとした手続きをとっての事ではあったのだとは思いますが、なんだか複雑な気持ちになったことを思い出します。お金で買ったのかな?それとも子供たちを救うボランティアみたいなものだったのかな?とか…

いろいろ考察してみましたが来週はどんな展開になるのか、楽しみです!

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