鈴木蘭々が登場、脚本が言葉が凄い!ドラマ「燕は戻ってこない」

ドラマ「燕は戻ってこない」第7話。考察していましたが、ちょっと違ってました(笑)。なんだか重い内容の7話。なんでか鈴木蘭々さんが登場していました。確かアラフィフ。相変らずのハーフっぽい美しい顔面がキラキラしていました。

新たな人生を手にしたリキ(石橋静河)がりりこ(中村優子)の助手をすることになり、人生で初めてのやりがいを求めて、勉強を始める。

そんななか、つわりがひどくなり、生活もままならないことになる。

鈴木蘭々登場、若い頃どんな人?どんな役?安室奈美恵とユニット?

鈴木蘭々さんってどんな人?

東京都練馬区出身のアラフィフの蘭々さん。中学校1年生の時に原宿でスカウトされています。芸能界に入りたくて自ら原宿をウロウロしたそうです。もらった名刺は数知れず、自分で事務所を選んで連絡した。

芸名の「蘭々」が決まったときに、『終わった…まるでパンダだ…』と思ったそうです。そういえば、パンダの名前っぽいですよね。個人的にはとても好きな名前なんですが(笑)。

その後フジテレビ系列の子供番組『ポンキッキーズ』にレギュラー出演して一躍有名になります。ハーフっぽい美しい顔立ち、裏腹にボーイッシュな所作があっという間に人気者になりました。

安室奈美恵と「シスターラビッツ」というユニットを組んでいた!

同番組で安室奈美恵さんと可愛いウサギの着ぐるみを着て踊ったり歌ったりしていました。スタイルよくて、なんだこの可愛い二人は!といまだに印象に残っています。

安室さんはその後あれよあれよという間に、トップシンガーになりました。今更ですが、当時から安室ちゃんはブレイクするな、と思ってました(笑)。輝きが違っているって感じでした。

鈴木蘭々さんは現在、実業家としても活躍、株式会社WOORELLというオーガニック化粧品の代表取締役としても起業をされています。自身が体験したアゴニキビから深く勉強されたようです。

蘭々さんの役柄は?ドラマの中では、リキが本屋で手に取った「アートマネジメント」の著者が鈴木蘭々さんの役です。たまたま本屋でサイン会と講演会をやっていて、リキにアドバイスをくれるクリエーター役です。

本当に実在するかのようなクリエーター役でした。リキがアートの勉強することに前向きなるきっかけになります。

今日が一番若い日!って言ってましたね。何事もいつスタートしても遅くない、という意味で言っていました。同感です。いつからだって何を始めても遅くない!

キラキラの眼光が相変わらずの美しさで、若い頃は少し破天荒な感じでしたが、さすがに大人の女性になっていましたね。でもカワイイ!

脚本が凄い!長田育恵の言葉がマジック

このドラマの脚本は長田育恵さんです。朝ドラ「らんまん」を手掛けた方です。ドラマの良し悪しは脚本が握ると言っても過言ではありませんが、この作品は繊細なテーマなだけに、長田さんの表現するセリフが印象的です。

リキが過去に妊娠した時の話をりりこにする場面がありますが、最悪の男の子供が体内にあるっていうのは「実態のある呪い」って気がする、という言葉が使われています。

今回(代理母)は「エイリアン」、自分とは違う生命体だけど呪いをかける生命体ではない、と。これ実際に感じたことがあります。妊娠中に異物というか、自分じゃない何かがお腹に宿っている、つまりエイリアンみたいだな、と思った記憶があります。死ぬほど可愛いエイリアンなんですけどね(笑)。

呪いとエイリアンとゾンビまで会話にでてきます。脚本凄いなと思いましたが、まだまだ驚く比喩の言葉がたくさん出てきます。

「子供は遺伝子の奴隷じゃない」基(稲垣吾郎)が、バレエの生徒の母親に言った言葉。自分自身、高名な両親の元に生まれ、親の期待を一身に背負ってバレエに人生をかけてきた事を思い浮かべます。

リキが代理出産を受けるときの心境を「ヌラヌラ、耳の奥に油をさされているようだった」と。この話を受けてはいけない、と聞こえてきた、と。そんな表現ってあります?本当に凄い脚本だと思った場面でした。

黒木瞳は名女優と思った、千味子の言動

リキがつわりがひどく、家に食料が無いことから助けを求めて基に電話をすると、何と母の千味子(黒木瞳)がリキの部屋にやってきます。

あまりの美しさにリキはドン引きしてしまいます。そうでしょうね、いきなり義母ですって黒木瞳が訪ねてきたら、ひっくりかえりますよね!

最初はリキが具合が悪いので、親切に部屋を片付けたり料理をしたりするのですが、優しくしながらもこっそり通帳を見てため息を吐いたり、妊娠に向けての準備がなされてないことを叱咤しながらリキの話を聞きだします。

自宅に帰り、悠子(内田有紀)が訪問すると、リキとの面会の本音を吐露します。「あれは違う人種」と言い切る千味子はリキの前とはちがう嫌悪感丸出しの表情に変わります。

人生において、努力をしたことがなく、生まれのせいにし甘ったれ、最終的には代理母という子宮を高額で売ることを選択したと軽蔑します。

そしてそのリキにすがるしかなかった自分たちを心の整理がつなかない、最低の気分になったと冷酷な表情の黒木瞳さんの演技力は迫力あるものでした。

「加害者の絆」「罪悪感を背負っていく同志」

と、千味子から出てくる言葉は、代理母出産をオーダーしたことへの後悔と罪悪感と複雑な心境を悠子とシェアしなくてはいけないことを表現しています。

まとめ

鈴木蘭々さんの登場で、懐かしさや、相変わらずのきれいさ、その他もろもろドラマに華を添えてくれました。こういったゲスト出演っていいですね。

ドラマの本題は妊娠中に突入し、代理母出産への人々の後悔やモヤモヤした気持ち、いろんな変化へと移り変わります。

次回は悠子がリキの裏切り行為を基に話してしまい、リキは責めを受けることになるようです。教養がなく、考えが浅いリキはどんな行動をとるのでしょうか。

あまりにもステージが違うリキと草桶家とのマッチング。代理母出産を請け負う人は草桶家と同じステージにはいないでしょうが。千味子の上から目線が凄い。

来週はどんな、ドン引きワードが出てくるのか楽しみですね。

 

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